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日本だけで考えるのは、ちょっと危険かも・・・。

「日本の人、ちょっと考えないとヤバいんじゃないの!?」

中国の珠海(ジュハイ)の友人宅の近くで夕食を食べながら
中国のビジネスの話をしていました。
(ちなみに夕食はポルトガル料理で、すごく美味しかったです♪)

成都にあるインハナという日中共同出資の企業があるんですが
そこに働いている中国人社員のクオリティがとても高いのだそうです。

社員は主に若い女性で
ネットショップを運営している日本企業向けに
画像編集、商品アップ、受発注業務、価格リサーチ
などの業務を受けているのですが、
その仕事のクオリティがとても高くて早いとのこと。

聞けばだいたいの人が知っているような有名なネットショップも
インハナに業務委託をしているのだそうです。

作業クオリティだけでなく、スタッフのクオリティも高いようで
日本語がペラペラでプレゼンテーションや打合せも日本語で行なうようです。

※インハナについては友人がブログに詳しく書いていますので参考にしてください。
 ⇒中国の珠海やマカオの仕事や生活ってどんな感じ?

もう日本人とほとんど遜色ないですね。

それでいて中国の平均月収は日本円で3万円ほど。
10人雇ったとしても30万円。

日本人一人を雇う金額で、能力の高いスタッフを10人抱えられる計算になります。

うーん、そりゃ雇用が海外に流れるわけだ・・・。

ふと、思ってみました。

私は日本語の記事作成を外注してお願いすることもあるので
ふと思って、友人に聴いてみました。

「インハナの人たちって、
 オリジナルの日本語の文章の作成とかもできるのかな?」

答えは「できる」。

ちょっと興味が湧きました。

日本での600文字の文章作成の相場は
代行業者に頼むと600円くらい、
個人やフリーランスの人に頼むと200円前後という感じでしょうか。
(ざっくり、です。)

でも、例えば上記のインハナに日本語文章作成をお願いしたら
かなり安い値段になるでしょう。
おそらく数10円くらいでしょうか。
数円かもしれません。
(その代わり大量の記事発注が必要っぽいですが)

かなりのコストダウンをはかることができます。

仮に日本語文章作成できる中国人を雇って
記事作成代行サービスを立ち上げたとしたら、
既存のサービスよりも価格的に優位に立つことができるでしょう。

相場の半額くらいでサービス提供できる気がします。

なるほど、こういうビジネスチャンスもあるんですね。

ちょっと怖くなりました・・・

チャンスを感じる一方で、ゾクッとする感覚も味わいました。

「そうなったら、日本人の記事作成ライターさんはどうなるの?」

クオリティが同じであれば、価格の安いサービスへ仕事は流れます。

日本人のライターさんが今やっている仕事は
中国の人にとって代わられることになります。

そうなったら、仕事にあぶれるライターさんも出てくることでしょう。

リアルに想像したら、ちょっと怖くなってきてしまいました・・・。
日本の人、ちょっとヤバいんじゃないの・・・?

少なくとも
「いままでどおり、与えられた仕事をすればいい」
という考え方は通用しなくなるでしょう。

海外に出てみてください

ニュースや新聞で「雇用の海外流失が問題」などと騒がれていても
実際に身近な出来事として感じている人は少ないと思います。

「そうかぁ、それは大変だなぁ」
ぐらいにしか思ってないかもしれません。

かくいう私もその一人でした。

でも実際に中国へ来て、現地の雰囲気を感じながらそういう話を聴くと
リアリティが違います。

「なるほど、こういうことか」
という納得感があります。

 
どんどんグローバル化する国際社会。
これからの時代は日本の中だけで物事を考えても仕方がないと感じます。

とくに若い世代の人は、どんどん海外を見たほうがいいと感じます。
チャンスがあれば、ぜひ海外へ出てみてください。

今回はちょっとリスク面を強調して書いてしまった感じですが
いろんなチャンスやワクワクも感じることができると思います。

私もまだ訪中2日目ですが、すでに来てよかったなと感じています。
これからの数日間も楽しみです。
 

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