少し前からCPIサーバーを使い始めました。
→ CPIレンタルサーバー
マルチドメイン対応でIPも分散され、しかも月額定額というところに惹かれたからです。
使い始めて数ヶ月、
CPIサーバーのよいところ・イマイチなところが見えてきましたのでご紹介します。
※今回は比較対象としてエックスサーバーを挙げていますが、
エックスサーバーが良くないという意味ではなく、私も併用して使っています。
CPIサーバーのよいところ
マルチドメイン無制限で無料
マルチドメインは無制限です。
追加料金もかかりません。
なのでサイトをたくさん作りたい人には特におすすめです。
仮に100サイト作るのであれば、1サイトあたり月額38円です(笑)
IP分散も無料
CPIサーバーを選ぶ理由で大きいのはこれなんじゃないかと。
マルチドメインで追加したドメインは、基本的にIPが分散されるんです。
しかも追加費用は不要。
エックスサーバーもマルチドメイン無制限ですが
同じアカウントの中でのドメイン追加は、同一IPになってしまうんですね。
IP分散サーバーは他にもたくさんありますが
だいたい「1IP追加するごとにいくら」という料金設定になっていて
サイトが増えるごとにコストが増えていってしまいます。
CPIサーバーであれば、いくらサイトを追加しても月額費用は変わりません。
サテライトサイトの作成などでIP分散を気にしている人には
これほどありがたいIP分散サーバーはないんじゃないでしょうか。
レンタルサーバーは契約サービスによって「○GBまで」とディスク容量が決まっているところが多いです。
最近ではその容量もだいぶ大きくなってきているのですが、
CPIサーバーではなんと無制限です。
まー、過剰に負荷かけたりするとさすがに制限もらうと思いますが
それでも容量無制限というのは太っ腹です。
ちなみに、転送量制限もありません。
データベースの作成も無制限です!
これもありがたい!
エックスサーバーもマルチドメイン無制限なんですが
データベース作成数に制限があるため、
「WordPressサイトを無制限に作る!」
とかは無理なんですね。
(データベース共有とかすればできるけど)
CPIサーバーはデータベースの作成も無制限なので
いくらでもCMSを使ったサイトを作ることができます。
これはもはや多くのレンタルサーバーが対応しているとは思いますが
CMSの自動インストーラーも付いています。
・WordPress
・Movable Type
・EC-Cube
・PukiWiki
・a-blog csm
・SOY CMS
・Drupal
・concrete5
私はWordPressをよく使うので、
WordPressがサクッとインストールできるかどうかは重要なポイントですね。
むしろインストーラーがなかったら使わない!
CPIサーバーの提供元は「株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ」。
KDDIグループ企業です。
「レンタルサーバーはスペックさえ合えば会社は関係ない」と思っていたんですが
いざ使い始めてみると、なんだか大手企業の安心感があります(笑)
先日参加した勉強会の会場がKDDIウェブコミュニケーションズだったんですが
会議室広くてキレイだし、
セミナー終わったらサルバドールクオモのピザやビールもどんどん出てくるし、
「うむ、資本力あるな!大手っぽい!」
と思いました(笑)
サポート体制がしっかりしている印象で
電話でもしっかりと対応してくれます。
私は契約前の疑問点も問合せて解消してもらいましたし、
契約後もわからないことがあればすぐに電話して対応してもらいました。
電話は平日の日中のみですが
有料オプションで24時間対応(土日祝を含む)もしてくれます。
いままで使用して1度だけ細かい障害が発生したことがあるのですが
その際に障害通知をメールで知らせてくれました。
現在、お客様にご利用いただいているサーバ xxxxx.secure.ne.jp において
障害が発生し、各種サービス(ウェブ、FTP)に影響が出ております。
ただいま弊社サーバエンジニアが復旧作業を行っておりますので、
復旧まで少々お待ちください。
そして復旧時にもちゃんとお知らせメールが届いていました。
他のレンタルサーバーだと、
「障害が発生していましたが、復旧しました」
という事後通知が来るくらいなので
発生時に知らせてくれるのには好印象でした。
スペックが良くても、実際の使い勝手とかどうなのか気になりますよね。
CPIサーバーでは10日間の初回お試し期間が設けられています。
10日間無料で使ってみて、よかったら入金してそのまま継続、
イマイチなら解約ができます。
契約後も20日間の返金保証があります。
それなら「30日間のお試し期間」でいいじゃん!って思いますが(笑)
いろいろと検証できる期間があるのは嬉しいことです。
CPIサーバーのイマイチなところ
日本語ドメインに対応していないのがけっこうな不満点だったんですが、
2015年8月に使えるようになりました!
マイページ(管理画面)がなんだか重い気がするんですよね・・・。
もっとサクサク動いてくれると嬉しいです!
マルチドメインの利用は無制限なのですが
新しいドメインを設定するのはユーザーが勝手にできるわけではなく、
管理画面からフォームで利用申請をする必要があります。
申請がCPIサーバー側に受理され、承認&初期設定が終了するまでには
少しタイムラグがあります。
CPIサーバー側から
「設定終わったよ!」
というメールが来て、はじめて利用開始ができます。
申込状況にもよるんですが、
利用開始までにはだいたい半日〜1日程度かかるようです。
なので、ドメインとサーバーは早めに準備する必要があるんですよね。
「いますぐサイトを作りはじめたい!」というのは
CPIサーバーでは叶いません。
しかも土日祝日とかは業務もお休みのようなので
金曜日の午後とかに申し込んでしまうと
サーバーの用意ができるのは週明けになってしまうという可能性もあります。
他のサーバーでは、ドメインの追加は管理画面から自分でできるところが多いので
これに関しては早く対応して欲しいところです。
(※担当者さんは「早めに対応します!」と言っていました。)
追加するドメインのネームサーバーが固定ではないので
CPIサーバー側から設定完了通知が来るまでネームサーバーがわからないんですよね。
なので、事前にドメイン側にネームサーバーを設定しておくことができません。
ネームサーバーが固定であれば、
「ドメイン取得➝ネームサーバー設定➝マルチドメイン申請➝サーバー用意を待つ➝サーバー準備完了と同時にドメイン反映」
ということができるんですが、
CPIの場合、サーバー準備が整わないとネームサーバーもわからないので
「サーバー準備が完了してからネームサーバーを設定し、さらにドメインの反映を待つ」
ということになって、待ち時間が発生してしまいます。
とはいえ、いまのところ毎回同じネームサーバーなので
実質的に固定のようなものかも知れません。
(電話では「ネームサーバーは変わることもあります」と言っていました)
CPIサーバーではドメイン取得サービスも行っていますが
ドメイン代が高いです。
.comドメインで、ドメイン維持費3,000円/年。
かなり割高なので、私はムームードメイン使ってます。
これもニッチな話で恐縮ですが・・・。
ドメインのドキュメントルートにWordPressをインストールすると
最初から存在している index.html が自動では削除されません。
WordPressのトップページは index.php なのですが
同じディレクトリに index.html が存在しているため
そちらが優先して表示されてしまうのです。
WordPressのインストールが終わってURLを叩いて確認すると
一瞬「あれ!?」ってなります。(なりました)
なので、index.html を手動で削除する必要があります。
細かいことではあるのですが
たくさんWordPressをインストールする身としては
毎回毎回ちょっとめんどくさいです(^^;)
ちなみにエックスサーバーのWordPressインストーラーでは
自動で削除してくれるので楽です。
これも細かい点なのですが・・・。
WordPressの内容をまるごとクローンする
「WP Clone by WP Academy」というプラグインがあります。
このプラグインを使ってWordPressで作ったサイトを移転しようとしたところ
なぜか文字化けが起こってしまいました(>_<)
けっきょくはPHPのバージョンが原因だったのですが
他のサーバーでは起こらなかった現象なので困りました。
とはいえ、CPIサーバーは素晴らしい!
と、まあメリット・デメリットをいろいろと書いてきましたが、
一言でいえばCPIサーバーはおすすめです!!
・マルチドメイン無制限
・IP分散で追加料金無し
・容量&転送量制限なし
・データベース無制限
・月額3,800円
こんなレンタルサーバーは他にはないんじゃないでしょうか。
日本語ドメインにも対応したいま、私は完全にCPIサーバーに移行してしまいました。
↓法人用途や、たくさんサイトを管理する人にはおすすめです。
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