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遮熱ガラスフィルムは冬は寒くて逆効果じゃないの?メーカーに聞いてみました。

DIY 遮熱ガラスフィルム 効果

夏の暑さ対策についていろいろと調べて、最終的に

「窓ガラスに遮熱効果のあるガラスフィルムを貼るのが、当面の施策としてはコスパ的にも良いのではないか?」

という結論に達しつつあります。

 

が、ひとつ湧いてきた疑問が・・・。

そうめい
窓ガラスで遮熱するということは、冬場も遮熱するってことで、それって暖かくしたい冬には逆効果なんじゃない?

 

そう、遮熱って「輻射熱を遮る」ってことなので、
涼しくしたい夏場は外からの輻射熱を遮るのでいいのだけど
暖かくしたい冬場も外からの輻射熱を遮ってしまうのではないか?
という疑問です。

気になって調べてみたら、下記のような記事も見つけました。

例えば遮熱ガラスに入替えて、夏は快適になったとします。
でもそれは、同時に冬も陽射しを遮ってしまう事になるのです。

つまり夏の陽射し対策をすることは、同時に冬が寒くなってしまうということにつながります。

引用:窓の遮熱対策について(窓工房)

うむむ、そうなのか・・・。

 

遮熱ガラスフィルムのメーカー各社に問い合わせてみた

その後も調べてみましたが
「遮熱ガラスフィルムは本当に冬は逆効果なのか?」
「逆効果だとして、どれくらいの影響があるのか?」
などいまいちわからなかったので、
遮熱ガラスフィルムの製造や販売をしているメーカーさんやショップさんに問い合わせてみました。

専門家に聞くのがいちばんですね。

そうめい

【問い合わせ】

我が家は築40年以上の農家住宅で窓が大きく・多く
部屋が暑いので遮熱性のガラスフィルムの購入を考えています。

一方で、冬は日光を取り入れて暖かくしたいので
むしろ遮熱性能は逆効果になるのかなと思っております。

「冬に暖かくしたい」という観点では、遮熱性能は逆効果になるのでしょうか?
その場合は、夏にフィルムを貼り、冬は剥がすという使い方になるのでしょうか?

 

以下、各社からの回答です。

フィルムメーカーM社からの回答

冬期のフィルムの効果は2つに分けて考える必要がございます。(下記詳細)

① 晴天時の日中
日射量は多い時は、遮熱フィルムの影響があります。
ただし、日中の窓際周辺の環境は冬でも温度が上昇し、オフィスビルなどでは窓際は30°を超えることもあり、
遮熱フィルムはむしろ有効です。

② 朝夕、または曇天時
日射量がない時、少ない時はフィルムの有無の影響はまったくないか、あってもごくわずかです。
寒いときは朝晩や曇りなどの日なので、その時は遮熱フィルムはデメリットになりません。

製品のラインナップとして、数は少ないですが、遮熱・断熱フィルムという製品もございます。
ご確認いただけましたら幸いです。

①はオフィスビルなどのかなり日当たりの良いシチュエーションを想定していると思うのでおいといて、
②に関しては「冬の日射量が少ないから影響は微少」ということですね。
ふむふむ。

たしかに昨年の冬の経験値からいえば
「日中の窓際が暑くて困る」ということはなかったと思うので
遮熱フィルムによるメリットもデメリットもほとんどないってことになりそうです。

 

DIYショップR店からの回答

遮熱性能は、外からの日射をカットしますので、逆効果になります
冬に暖かくしたいという点では、室内の暖気を逃がしにくい効果もあります

どの程度日当たりがあるのか、暖房器具は何なのか等 現場環境が分からない為 どちらの方が暖かいかまでは判断出来ません。

「夏にシートを張り、冬は剥がす」は現実的ではありませんので、フィルム施工は効果的かと思います。
※室内側の照明等の光を反射する為、夜間は外から見えやすくなります。
この点を考慮するとカーテン等のご提案の方が好まれる可能性がございます。

こちらは明確に「逆効果」と回答してきましたが、「室内の暖気を逃しにくい」という指摘も。
デメリットもメリットもあるということですね。

最後にカーテンへの言及がありますが、たしかにカーテンなら開け閉めできますもんね。

 

フィルムメーカーMG社からの回答

■「冬に暖かくしたい」という観点では、遮熱性能は逆効果になるのか?

⇒ご使用される部屋の日当たりによって変わります。

[日当たりの良い部屋の窓にご使用される場合]
日光の暖かさを遮ってしまうため窓貼りを貼ることは逆効果になります。

[日当たりの悪い部屋の窓にご使用される場合]
窓貼りを貼ることで、室内の放射熱が外に逃げてしまうのを軽減したり、
窓ガラスが外の冷気で冷えてしまうことを軽減する効果が期待できます。

もし、日当たりの良い部屋でご使用されるのであれば、記載いただいている通り、
夏場だけ窓貼りを貼って、冬場は剥がしていただくというご使用方法になるかと思
います。

ちなみに、商品に貼られている離型フィルムを捨てずに保管していただき、
冬場窓貼りを剥がした際にもう一度離型フィルムと貼り合わせていただくことで、
次の夏場も繰り返しご使用いただくことができます。

こちらは「日当たりによる」という回答。

日射量によって、メリットが大きくなるかデメリットが大きくなるか変わるということですね。
なるほど、たしかに。

母に聞いてみたら、冬に窓際で暑くなるようなことはないとのことだったので
我が家ではやっぱり遮熱フィルムによるデメリットは少ない気がします。

 

フィルムメーカーS社からの回答

お問い合わせ頂きました
弊社ガラスフィルム
”商品A”
”商品B”
の断熱性能、遮熱性能の件でございますが
”商品B”について、冬場は低い熱貫流率による断熱効果がきいてきます。

ご指摘頂いた通り、”商品B”の遮熱効果自体は、
冬場の日光を遮ることで窓からの日射熱の取得を低減することにはなります。

但し、一般的な遮熱フィルムとは異なり、”商品B”は優れた断熱効果に
より冬場の暖房効率もあげる効果を有しているものです。

大きな窓であるほど、熱割れのリスクは高まりますので、
熱割れ判定を行った上でのご検討をよろしくお願いいたします。

あと、夏にシートを貼り、冬に剥がすとのお話を頂きましたが
同商品につきましては裏面に糊がついている商品であり、一旦施工をした後で
剥がしますと剥がした商品での再施工は不可になります。

やはり冬も外部からの遮熱が効いてしまうとのこと。

ただし、”商品B”に関しては遮熱性能にプラスして断熱性能も付いているので、この断熱性能によって室内の暖房効率を上げることができるとのことでした。

そしてこのメーカーさんの遮熱フィルムは再施工不可とのこと!
まぁ、貼って剥がしての運用は現実的ではないから、いいですけど。

 

まとめ

ということで、各社からいろんな回答をいただきました。

各社ご担当者のみなさま、丁寧なご回答ありがとうございました。

 

結論としては

  • 冬も遮熱してしまうので逆効果にはなる。
  • とはいえ冬の日射量は多くないので影響はわずか。
    (日当たりにもよる)
  • 断熱効果によって室内の暖気を逃さないメリットもある。
  • 貼って剥がす運用は現実的ではない。

ということになるでしょうか。

 

なので「夏の日当たりの良い窓に貼る」というのが
遮熱フィルムのもっとも効果的な使い方ということになるのかな。

それだったら、窓の外側にシェードを設置するほうが安くて効果が高い気がしたりしますけど😅

 

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