実家の庭で鉢植えブルーベリーを育てています。
初めてブルーベリーを育てようと思ったときには、
・何を準備すればいいのか?
・苗はどこで買えばいいのか?
・どんな品種がおすすめなのか?
・育てるのは難しくないのか?
などなどわからないことだらけで、ネットやYoutubeを調べまくりました。
この記事では、同じように「初めてブルーベリーを育てようと思うけど、どんな用意をすればいいのかわからない」という人のために、私が準備したものなどを紹介します。
私自身まだまだ初心者ではありますが、初心者の気持ちを忘れないいまのうちに書きとどめておければと思います。
ブルーベリーを初めて育てるときに用意したもの
ブルーベリー苗
まずはこれがないと始まらない、ブルーベリーの苗です。
ここが一番迷いましたね。
なにしろ品種も多いし、苗の選び方もわからない。
苦労したポイントでした。
苗については少し解説しますね。
何年生苗を買うか?
ブルーベリー苗を買うときのひとつの基準になるのが「何年生の苗を買うか」です。
「何年目の苗か」ですね。
1年目の苗でも、花を咲かせて実を収穫することはできはするようですが
一般的にブルーベリーは、1〜2年目くらいは株を大きく育てるために花や実はつけさせないことが多いようです。
1〜2年目は花や実を取って株の成長に栄養を回し、大きくなった3年目以降に実を収穫するという流れです。
なので「初年度から収穫を楽しみたい」という場合は、3年以上の苗の購入がおすすめです。
私は早めに大きく育てたかったのもあって、5年生の苗を買いました。
まぁ、みんながみんなブルーベリー農家を目指すわけではないし、
「ベランダで小さいまま育てて、ちょっと収穫を楽しめればいい」
という人もいると思います。
そういう人は小さな1〜2年生の苗で花と実を楽しむくらいがちょうどいいかもしれませんね。
どの品種を買うか?
ブルーベリーにはものすごいたくさんの品種があるので、どれを買えばいいのか迷うと思います。
私もだいぶ迷いました。
大前提として、ブルーベリーには大きく分けて「ノーザンハイブッシュ系」「サザンハイブッシュ系」「ラビットアイ系」の3つの品種系統があります。
(ハイブッシュ×ラビットアイの人工交配種「ハイブリッド系」も)
詳細な説明は専門的に書かれている他のサイトに譲るとして、ざーっくりいうと
- ノーザンハイブッシュ系
→ 寒さに強い、関東以北での栽培が適す。 - サザンハイブッシュ系
→ 温暖な地域でも栽培可能、関東以南での栽培が適す。 - ラビットアイ系
→ 全国どこでも栽培可能。
ということのようです。
なのでお住まいの地域に合った系統の品種を買うのが良いと思います。
ちなみに私は関東在住で、ノーザンハイブッシュ系にしようと思ってたんですが、知人が同地域でブルーベリー農園をやっている農園主さんに聞いてくれまして、下記のようなアドバイスをいただきました。
ノーザンハイブッシュ系を栽培している方もいますが、なかなか難しそうです。ノーザンは結構デリケートです。
ノーザンに比べてラビットアイ系は樹勢が強くて育てやすいようです。
おすすめのラビットアイ系品種は、「ティフブルー」「メンディトゥー」「ブライトウェル」です。
ということで、ラビットアイ系に変更。
専門家のいうことは聞くもんです(笑)
- ティフブルー
- メンディトゥー
- ブライトウェル
で、最終的に私が購入した品種は
- ティフブルー(ラビットアイ系)
- ホームベル(ラビットアイ系)
- ピンクレモネード(ハイブリッド系)
「ティフブルーしか入ってないじゃん!」
「専門家のいうこと聞いてないじゃん!」
というツッコミが入りそうですが、メンディトゥーとブライトウェルが見つからなかったんです💦
ピンクレモネードは、ホームセンターで見かけて元気良さそうだったので追加購入。
系種を揃えて2苗以上揃える
ブルーベリーは自家不和合性(じかふわごうせい=自分の花粉で受粉しづらい特徴)という特徴を持っているそうです。
簡単にいうと「一本だけだと実が成りづらい」ということで、同系種で2本以上一緒に育てることを推奨されています。
(母が育ててる地植えのブルーベリー(品種不明)は、1本植えですが毎年大量に収穫できるみたいなんで、どこまで本当なのかわからないですが・・・)
同系種であれば、品種は同じでなくても良いみたいです。
注意しないといけないのは開花時期。
いくら同系種といっても開花時期がズレていたら物理的に受粉できません。
なので開花時期が被る品種にしたほうがよさそうです。
私が購入したティフブルーとホームベルはほぼ同時に開花を迎えましたが、ピンクレモネードは早咲きで開花時期がズレていました💦
まぁちゃんと結実したんで問題はなかったんですけどね。
来年はピンクレモネードをもう1本追加しようと思います。
どこで買う?
品種が決まったら「どこで買うか?」です。
私は近所の大型ホームセンターで購入しました。
最初はネット通販で探してたんですが、5年生苗があまり見つからず・・・
ふとホームセンターをのぞいてみたら大きなブルーベリー苗が売っていて、店員さんに聞いたら「5〜6年苗です」とのことだったのでそのまま購入しました。

ちょっと意外だったのは、産直センターでも売っていたこと。
考えてみたら、野菜やお花の苗を売っていることもあるのでブルーベリーが売ってても不思議ではないですね。
あと買えそうなところといったら、ブルーベリーの観光農園とかでしょうか。「扱っていれば」ですけど。
農園ならスタッフさんに育て方とか詳しく聞けそうですね。
まぁでも、ホームセンターやネット通販での購入が現実的ですかね。
一緒に土や道具も買い揃えられるので楽ですね。
ホームセンターなら店員さんにアドバイスもらえると思いますし。
- ホームセンターの園芸コーナー
- ネット通販
- 産直センター
- ブルーベリー観光農園
10号鉢
苗の選び方がちょっと長くなってしまいましたが、必要な道具に戻ります。
苗の次は植える鉢。
ブルーベリー苗は買ってきてそのままではなく、ひとまわり大きいサイズの鉢に植え替えてください。
5年生苗の場合は10号の鉢がちょうどよいサイズでした。
「黒い鉢は夏には熱くなってしまって、根がダメージを受けてしまうので、黒以外の鉢がおすすめ」
という記述をあとで見つけ、ちょっとビビりましたが、
今年の猛暑も乗り切ったので黒でも大丈夫かなと思います。
地植えするという方法もありますが・・・
土作りとかが大変そうなので、初心者は鉢植えがいいんじゃないかと思います。
台風のときとかも屋内に簡単に移動できますし。
数年して栽培に慣れてきてから地植えしてもいいですしね。
ブルーベリーの土
買ってきた苗を鉢に植え替えるための土です。
ブルーベリーは酸性の水はけの良い土壌を好むそうで、ピートモスを混ぜたりして自分で土作りをする方法もあるみたいですが、初心者にはハードルが高そうなのでブルーベリー用に最適化された土を黙って使うのがいいと思います。
ブルーベリーの土14Lで、上記10号鉢2鉢分ちょうどくらいだったと思います。
鉢の底石
鉢の底に敷く石です。
私は敷いたんですが・・・これはいらなかったかもしれません。
お好みでどうぞ。
ブルーベリーの肥料
ブルーベリーの肥料です。
これも最初はいらないかも。
前述のブルーベリー用の土にもある程度栄養が含まれているみたいです。
必要なタイミングで買えばいいと思います。
ブルーベリーの育て方
ブルーベリーの育て方については、初心者の私が偉そうに書いても意味はないので、ネットやYoutubeを検索してみてください。
詳しく説明されたコンテンツがたくさん上がっています。
とはいえ、育て方自体は難しいことはなさそうです。
購入時にホームセンターのスタッフさんに聞いたときも
乾燥しやすいので、朝晩見てあげてください
くらいのアドバイスでした。
母に聞いても
ということで、お水だけ気をつけてあげれば難しいことはなさそうです。
実際にブルーベリーを育ててみてどうだったか?
ということで、ブルーベリーを初めて育ててみようという方むけに、準備するものをご紹介しました。
実際に育ててみての感想ですが、とくに難しいと感じたことはないです。
水不足にならないように水やりだけは気をつけていますが、とくに大きな病害虫もなく、元気に育ってくれているようです。
春から夏にかけてグングン伸びていく様子は、毎日見るのが楽しみでした。
収穫も、今年は初年度なのであまり期待していませんでしたが、そのわりにはたくさん収穫できたのかなと思います。
おっかなびっくりで剪定した枝を挿し木にしてみたりして、いろいろと楽しめていると思います。
来年以降でどう育っていくのか(もしくは育たないのか)も楽しみです。
興味があればぜひ栽培にトライしてみてください。